ブルックリンなのになんでジャークチキンなの?と言われ6年半
- 2016.06.17
- blog

いつも頭の中にはありつつも、なかなか
うまい具合にまとまらずにオープンから
6年半が経とうとしております。
近々、N.Y.に行くことになったことも
ありまして、そろそろちゃんとコンセプト
をわかりやすくお伝えしたいなと
思っているところです。今更。超今更。。
ここ数年、「BROOKLYN」そのものが
話題ですが、話題の中心は
Bedford Ave.駅周辺の
ウィリアムズバークとその周辺地域。
マンハッタンからアーティストや俳優、
デザイナーが移り住み、街にはオシャレ
なお店が立ち並び、
Brooklyn Breweryもそこにあります。
地図でいうと、マンハッタンから
ブルックリンブリッジを渡って
すぐのところですね。
で、本題の
BROOKLYN=JERKCHICKEN
はなんなの?
って話なんですが、
今見ているウィリアムズバーグから
南に行ったところに
EAST FLATBUSH地区があります。
ここ。この辺り一帯は、
全米最大の黒人密集地とも言われ、
(近年、白人も増えてきたらしいです。)
特にカリブ系の移民がめちゃめちゃ
多く住む街です。
カリビアン・セントラルとも言われます。
僕は全く聞きませんが、HIP HOPの
生まれ故郷みたいな場所です。
マンハッタンから電車で行くと、途中
から黒人しかいません。
ほんとに。
街を降りると、マック、スタバ、BK
以外は
ジャマイカ料理屋とか
エルサルバドル料理屋とかカリブ系
レストランしか見かけません。
ほんとに。
Church AvenueのEast 98th St
とRemsen Avenueの間の
8ブロックは”Bob Marley Boulevard”
という名前も付けられてる
ぐらいにジャマイカです。
ほんとに。
この辺りに初めて行ったのは7年前
の世界一周をした時です。
実のところ、世界一周に出かける前
からお店はやろうと思っていまして、
ジャークチキンとかいいかも?とか
漠然と思っていました。
そのころのブルックリンは、まだまだ
危ないエリアと言われていて、
行くなら日が昇っている間にと
言われたものです。
その時、日本人宿に泊まってましたが、
ハーレムにゴスぺル見に行こう!
という人は居たのでハーレムは
行けたのですが、
(これはこれで良かった。)
流石にこのエリアに行こうという
奇特な人は誰もおらず。。
でもジャークチキンとかカリブ料理
食べたいと。。
ピータールーガーへもタクシーで行かないと
危ないとか言われてましたから。
ちなみに、BROOKLYNの屋号が付くお店に
エイジングビーフ出すお店が多いのは、
ピータールーガ―があるからです。
そんなもんです。
カメラも持たず小銭だけ持って、
ジャークチキンや名前も良く知らないシチュー
(今思うとブラウンシチューチキン
かもしれない。)
を食べたりして、日本には伝わってこない
アメリカを知りました。
美味以前に面白い。これもアメリカ
なんだなーって。
ハンバーガーやホットドックだけじゃ
ないんだなって。
マンハッタンの白人達が食べる
アメリカ料理ではなく、
ブルックリンの黒人達が食べる
アメリカ料理をやりたいなと。
これがブルックリンダイナーという店名
になったきっかけです。
お店オープン後に流行って、
世間的に見るとわけがわからなく
なってしまって、おいおいと思いつつ
今があります。
今まで良くやってきたなぁ。。しみじみ。
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